「エモイワレヌ」のプロデュース第1号、オホーツクシードル『Gravitation』(グラビテーション)は、幻のりんごとも呼ばれるオホーツク産「旭」の美味しさを、もっと多くの人に届けたいという思いから生まれた商品です。
「旭」の英語名は「マッキントッシュ レッド」。原産国カナダやアメリカではポピュラーなりんごで、アップル社のロゴのモチーフとしても知られていますが、日本ではほとんど市場に出回ることがありません。貯蔵の難しさや栽培の大変さ、また、甘く改良されたりんごの流行により、「旭」を栽培する果樹園が激減した歴史があるのです。さらに、要冷蔵という果実の繊細さは大量流通向きではなく、「旭」の本当の美味しさは、北海道や青森県などの産地でしか味わえません。
それでも、「旭」特有の昔懐かしい甘酸っぱさ、新しい品種にはない、強く豊かな香りを好むファンは多く、毎年秋の僅かな期間(「旭」の収穫時期は9月下旬から10月上旬)産地直送等により楽しまれています。
オホーツクシードル『Gravitation』に使用しているりんごはすべて、北海道北見市の果樹園「しのねアップルファーム」で栽培されたものです。冬の寒さは厳しくとも日照時間に恵まれた北海道オホーツクの気候は「旭」の栽培に適し、しっかりとしまった味の濃い果実を育てます。とくに「しのねアップルファーム」では、減農薬、有機肥料主体で育てた、安心安全な美味しさを追求しています。
そんな、「旭」のなかでも特別なオホーツク産「旭」の100%果汁を、オホーツク管内屈指の「ボスアグリワイナリー」で醸造。さらに、北海道立オホーツク圏地域食品加工技術センターの協力のもと、発酵には知床生まれの酵母を用いるなど、オホーツクシードル『Gravitation』は、ALLオホーツク産(原料、酵母、造り手)にこだわっています。監修は、国内シードル業界の権威・藤井達郎氏が務め、世界から選ばれる地域のシードルシリーズを目指します。
デビュー作となるシリーズ第1弾は、2021年秋収穫分の「旭」でつくったアイスシードル「2021 はじまりの秋」。オホーツクの厳しい寒さの中、凍結解凍を繰り返して濃縮することで、食べ頃の「旭」の美味しさを表現しました。低温発酵、熟成、半年の瓶内熟成を経て完成させました。全工程において糖類、水、香料、着色料を一切添加していないことも特徴です。
商品名:オホーツクシードル『Gravitation』2021 はじまりの秋 /原材料:りんご(北海道北見市産)、酸化防止剤(亜硫酸塩) /内容量:200ml /アルコール度数:6.5% /保存の方法:要冷蔵 /醸造:深田英明 ボスアグリワイナリー代表 /販売:篠根克典 オホーツク・オーチャード株式会社代表(しのねアップルファーム) /監修:藤井達郎 バー&シードレリア「エクリプス ファースト」店主 /商品開発・研究:武内純子 公益財団法人オホーツク財団研究課長 企画・プロデュース:丸屋